車いすバスケットボール日本代表が来年のリオデジャネイロ・パラリンピックへの出場に自信をのぞかせた。

 13日、パラリンピックの出場権を懸けた「アジア・オセアニア選手権」(10月10~17日)が開催される、千葉市のポートアリーナで5日間の代表強化合宿を終えた。

 緊張感に包まれる中、会場は車いすの車輪音とボールの弾む音が響いた。この日は、シュート練習や2組に分かれてのミニゲームを行った。練習後の囲み取材で、千葉市出身の香西宏昭(27=NO EXCUSE)は「韓国、イランとの争いになると思うが、これまでの練習を実行すればリオへの切符はつかめると思う」と胸を張った。

 同大会には12の国と地域が参加。上位3カ国に出場権が与えられる。実力では昨年の世界選手権で優勝したオーストラリアが一歩抜けており、日本(同9位)は、韓国(同6位)とイラン(同8位)とで残り2枠を争うことが予想される。

 及川晋平ヘッドコーチ(44)は「(エントリー選手12人)どの選手を出しても大丈夫です。13年から代表がスタートしてチームの一体感や完成度も高い。成長もしており、自信はあります」と話した。