韓国の聯合ニュースは22日、3月に国際水連からドーピング違反で1年6カ月の資格停止処分を受けた2008年北京五輪競泳男子400メートル自由形金メダリスト、朴泰桓(25=韓国)が練習のため日本へ出発したと報じた。

 朴泰桓は、処分を受けた選手が公共施設を利用することの是非をめぐって議論となり、練習場所の確保に難航。6月からソウルの水泳場で練習してきたが、利用条件などに制約があり日本行きを決めたという。

 聯合ニュースは「法大で水泳部と一緒に練習する」と伝えたが、法大は公式サイトで「合同練習するなどの計画はありません」とした。同大水泳部の関係者は「米国なども含め、今後の練習拠点を探す視察の一環として来たと聞いている。このまま(法大で)練習を続けるわけではない」と語った。