W杯イングランド大会は9月29日に全20チームが1次リーグの2試合を消化、日本代表のFB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)が29点で得点ランキングのトップに立った。2試合で1トライ、3ゴールキック、6PGを決め、2位の地元イングランドのSOファレルを2点上回っている。歴史的勝利を挙げた初戦の南アフリカ戦では24点を荒稼ぎ。中3日のスコットランド戦では4度の機会で2本を外したが、「僕も機械ではないので。気にしていない」と言う。
主将のリーチは、スクラムやモールなど攻撃の起点から、タックルを受けながらも前にボールを運ぶゲイン数で最多の17を記録。マフィは11回で9番手、立川は10回で15番手。リーチはタックル成功26回で8番手につけるなど、攻守で大きく貢献していることが数字に表れている。
<ラグビー用語メモ>
◆得点 トライは5点。トライ後のゴール(G)が2点。PG(ペナルティーゴール)とDG(ドロップゴール)は3点。
◆G トライ後のキック。
◆PG 相手の反則から直接ゴールを狙うキック。
◆ライン突破 相手の守備陣形を破ってスペースに抜け出すこと。
◆ゲイン スクラム、モール、ラックなど攻撃の起点となる密集の中央から、ゴールラインと平行に引いた仮想のラインがゲインライン。このラインを越えて前にボールを運ぶこと。