新体操のイオン・カップ世界クラブ選手権(2日~・東京体育館)出場選手の会見が9月30日、都内で行われた。日本勢は個人総合の皆川夏穂(18)と早川さくら(18=ともにイオン)が出席。ともに来年のリオデジャネイロ五輪の個人出場枠1を争う戦いに、静かな闘志を燃やした。

 皆川は今月初めの世界選手権15位で、日本に3大会ぶりの五輪出場枠をもたらした。早川は17位で枠を逃したが、日本体操協会は今後2人を競わせて代表を決める方針だ。「ここまで支え合ってきた」(皆川)「いいライバル関係」(早川)と話したが、出場できるのは1人。皆川が「できることを精いっぱい」、早川が「自分との戦い」とあえて「競争」には触れなかったが、たった1枚の五輪キップを巡る戦いが始まる。