競泳背泳ぎの入江陵介(25=イトマン東進)が心技体の大改革で来年リオデジャネイロ五輪金メダルを狙う。

 3日、都内で出身のイトマンスイミングスクールのイベントに出席。

 金メダルが期待された夏の世界選手権はメダルなしに終わった。心技体のすべてを変えて来年五輪でリベンジを図る。

 世界選手権で海外勢に比べてパワー不足を痛感。「デブエットします」と体重増で肉体強化を図る。技術面では年末の米高地合宿時は、米国の元ヘッドコーチのマーク・シュバート氏の指導を受ける。80年モスクワ大会から08年北京大会まで五輪金メダリストを20人育てた名伯楽。心理面では「金メダルを意識しすぎず、1日1日で全力を出すことを心掛ける」と金メダル宣言を封印。心技体をすべて見直した。

 「世界選手権の成績が悪かったことで、逆に一からスタートできる」。まだ見ぬ金メダルへ、ピンチをチャンスに変える。