世界選手権2位の宮原知子(大阪・関大高)は、課題としてきた冒頭のルッツ-トーループの2連続3回転ジャンプをきっちりと決めるなど大きなミスなく滑りきった。

 非公式ながら、自己最高得点を5・55点上回る会心の出来で「思った以上に落ち着いて滑ることができた」と笑みが広がった。

 それでも17歳のスケーターは「他の選手に比べると、もっと大人な滑りが必要」と冷静に分析する。「今回の演技は良かったが、もっと向上できるように頑張りたい」と目を輝かせた。