5大会ぶりの8強入りを狙うサモアは前半から反則を連発し、気迫が空回りする苦しい戦いを強いられた。

 ベサム監督は研究を重ねた日本戦へ「大きなチャンスがある」と士気を高めていたが、チームは持ち前のパワフルな突破を封じられた。

 巨漢ぞろいのFW陣もスクラムやモールで優位に立てず、大事な局面でミスが目立った。司令塔トゥシ・ピシは「全てをぶつける」と挑んだ大一番で攻め手を欠き、7人制の元ニュージーランド代表FBナナイウィリアムズも不発だった。