開幕から3連敗の明治安田生命が、うれしい今シーズン初白星を挙げた。

 4月の東日本交流戦では0-0の引き分けだった警視庁に対し、ラン主体の攻めで完勝した。

 先制したのは第2Q3分58秒、QB田上将太朗(25)からパスを受けたRB木村亮(28)が22ヤード走り、タッチダウン。後半の第3Q3分42秒にはQB田上が自ら持ち込んだ。第4QにはWR高橋巧(27)が左隅に飛び込んだ。

 攻撃で獲得した358ヤード中、ランが233ヤード(パス125ヤード)。警視庁のランが56ヤードだから、4倍強走り勝っている。「随所にいいプレーが出てやっと勝てることができた」と、蔀(しとみ)啓介主将(25)はファンの前でうれしそうだった。