最終日の6日を残して開催地の和歌山が44年ぶり2度目の男女総合優勝(天皇杯獲得)を決めた。東京の3年連続20度目の女子総合優勝(皇后杯獲得)も確定。天皇杯と皇后杯を別々の都道府県が獲得するのは2年連続となった。

 陸上の成年男子400メートル障害は野沢啓佑(山梨・ミズノ)が49秒58で優勝した。成年男子やり投げはロンドン五輪代表のディーン元気(兵庫・ミズノ)が77メートル51で勝ち、村上幸史(愛媛・スズキ浜松AC)が76メートル33で2位だった。

 ボクシングの少年ミドル級は梅村錬(岩手・江南義塾盛岡高)が全国高校総体に続いて制し、成年ライトヘビー級は但馬ミツロ(愛知・中大)が2連覇。柔道の成年男子決勝は埼玉が和歌山を破り、11年ぶり3度目の頂点に立った。