ハンドボール女子日本代表が、ラグビー日本代表と同じ「ジャパンウェイ」で40年ぶりの五輪出場を目指す。リオデジャネイロ五輪女子アジア予選(20日~・名古屋)を控える「おりひめジャパン」が5日、都内で壮行会に出席。栗山雅倫監督(44)は76年モントリオール大会以来の出場権獲得へ「日本の強みで、勝ち取りたい」と話した。

 12年のチーム結成からのコンセプトは「低く」。同監督は「身長には恵まれないが、低さは武器。低く鋭く当たって、相手の攻撃を止めたい」と話した。1日3回の練習をしてきた本多恵主将は「苦しい練習をしてきた自信を、コートで出したい」と力を込めた。

 アジア予選の五輪枠は1つ。5カ国が総当たりのリーグ戦を行い、2位は世界最終予選に回る。最大のライバルはアジア大会、アジア選手権で敗れている韓国だが「五輪だけを目指してきた。人生懸けてやる覚悟」と栗山監督は話していた。