南アフリカとの初戦で歴史的勝利を収め、24年ぶりにW杯で白星を挙げた。さらにサモアとの第3戦では史上初の1大会2勝。日本はラグビー史に確かな足跡を残した。

 目標に掲げた準々決勝への自力進出の可能性は既に消えている。南アフリカの8強決定で状況はさらに厳しくなったが、SO、CTBの立川(クボタ)は「負ければこれまでの2勝が無駄になる。3勝1敗で終わることができれば2019年につながる」と必勝の構えだ。

 次回の19年大会は日本で開催される。盛り上がりには地元の活躍が欠かせない。チームは6日のミーティングでリーチ主将、広瀬前主将(ともに東芝)を中心に4年間を振り返り「今大会だけで終わらず、19年W杯につなげよう」と確認した。

 米国は南アフリカ戦で主力を温存し、初勝利に懸ける。今大会で脚光を浴びた日本ラグビーの勢いを加速させて大舞台を迎えるためにも、プロップ三上(東芝)は「ベスト8に進出できると信じている気持ちもある。そうならなくても最後に勝つことが大事」と大会3勝目へ力を込めた。