バスケットボール男子のナショナルリーグ(NBL)は9日、東京・大田区総合体育館で行われる日立東京-東芝神奈川で開幕する。

 旧日本リーグの流れをくんで2013年にスタートしたNBLは、今季を最後にTKbjリーグと統合され、来年秋に「Bリーグ」として再出発する。最後の王座を争う中心となるのは、昨季優勝のアイシン三河とトヨタ自動車東京、日立東京か。リンク栃木も上位に加わる力を備えている。

 アイシン三河は25歳の比江島が、アジア選手権で4位となった日本のエースに成長した。鍵を握るのは、右肘と左肩を痛めて同選手権を欠場したシューター金丸の状態だろう。昨季準優勝のトヨタ自動車東京は24歳の田中が中心となる。

 日立東京は207センチの竹内譲が元気で、リンク栃木も35歳の田臥が好調を維持している。三菱電機名古屋は、新加入のシューター川村が故障前の爆発力を取り戻せるか。千葉は元日本代表ガードの富樫を獲得するなど、積極的な補強を行った。

 今季は東西のカンファレンス制が廃止され、レギュラーシーズンは12チームが5回戦総当たりで55試合を戦う。5月開幕のプレーオフには上位8チームが進む。