2連覇に挑む世界6位の錦織圭(25=日清食品)が、自らを“百獣の王”に例えた。

 14年全米決勝の再現となった同14位のチリッチ(クロアチア)に3-6、7-5、6-3の逆転勝ち。チリッチに23本のサービスエースをたたき込まれたが「テニスは最初から良かった。絶対にチャンスが来ると思っていた」と、我慢のプレーで逆転につなげた。

 この日も1万2426人の大観衆が詰めかけた。これで大会前の4日の日曜から、6日連続で1万人超えと、観客数の最多を更新中だ。錦織は「まるで動物園のライオンのような感じ」と、自分を例え苦笑いだった。

 準決勝では、今年の全米1回戦で敗れた同32位のペア(フランス)と対戦する。