世界6位で2連覇を狙っていた錦織圭(25=日清食品)が準決勝で同32位のベノワ・ペア(26=フランス)に6-1、4-6、2-6で逆転負けし、決勝進出を逃した。錦織にとって、ペアは今年の全米オープン1回戦でフルセット逆転負けしている因縁の相手だった。

 錦織は立ち上がりから積極的な姿勢で攻めた。第1セットの第2ゲームでいきなりブレークを奪うと、第6ゲームでもブレークし6-1と圧倒して第1セットを先取した。

 第2セットではお互いにキープし合う展開が続いたが、第10ゲームでペアがブレークに成功し、4-6で最終セットに持ち込んだ。第3セットでも、ペアが第2ゲームで早々にブレークすると、錦織はそのまま取り返すことができず、第8ゲームをブレークで落とし逆転負けを喫した。

 ペアは12日の決勝で、世界ランク4位で第1シードのスタン・バブリンカ(30=スイス)と対戦する。