柔道のグランドスラム(GS)パリ大会(17、18日)に出場する男女日本代表は13日、成田空港から出発し、今年の全日本王者で男子100キロ超級の原沢久喜(日本中央競馬会)は「内容よりもまずは結果。もう優勝しかない」と意欲をかき立てた。

 来年のリオデジャネイロ五輪代表争いは、世界選手権2年連続銀メダルの七戸龍(九州電力)が同級1番手。原沢は「ここから出る大会は全部勝つくらいじゃないと厳しい」と逆転での五輪出場へ気持ちを高ぶらせた。

 世界選手権で2年前に優勝しながら今年は出場を逃した男子60キロ級の高藤直寿(東海大)は「目の前の大会を1つ1つ勝っていく」と完全復活をにらんでいた。