今季初戦となる羽生結弦(ANA)が男子ショートプログラム(SP)で93・14点を出し、地元カナダの2位ナム・ニュエンに6・61点差をつけ、首位に立った。

 ソチ冬季五輪金メダリストの羽生は、昨季と同じショパンのピアノ曲「バラード第1番」で演技。後半に組み込んだ4回転トーループで着氷が乱れたが、続くルッツ-トーループの連続3回転ジャンプは成功した。

 羽生は「6分間練習の感触は良かったが、4回転トーループに関しては(着氷が乱れて)正直悔しい。本番という舞台で、いい課題を見つけられた」と話した。

 女子SPは今井遥(新潟県連盟)が58・17点で3位につけた。