男子は日本のエース島本雄二(25)が、2大会連続日本人対決となった決勝で入来建武(20)を再延長戦の末、初優勝した。

 前回大会では優勝候補ディミトロフを破りながら、7位に終わり悔しさを味わった。これまで日本の空手界を引っ張ってきた前回王者塚本徳臣が引退し、重い責任を背負って戦った今大会で見事に役割を果たした。

 これで日本男子は11回全ての大会で世界一の座を保持。島本雄は「(初の世界一は)うれしいです。若手世代になって王座が海外に流失する危機だったと思いますが、僕らは常にやれると信じて戦った」とキッパリ。さらに、「4年後の第12回大会で2連覇を目指して頑張ります!」と力強く宣言した。