ラグビーW杯イングランド大会で日本代表の主将を務めたリーチ・マイケル(27=東芝)が6日、母校の札幌山の手高に凱旋(がいせん)した。

 修学旅行中の2年生らをのぞく約600人に迎えられ、歴史的3勝を挙げた大会の報告を行った。冒頭で「五郎丸じゃなくてすみません」と、人気のFB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)を絡めた冗談であいさつし、会場の笑いを誘った。スピーチでは「夢を目標に変えることが大事」など、後輩たちに熱いメッセージを送った。

 後輩たちからの質問にも丁寧に対応。「五郎丸ポーズはあるけど、マイケルポーズは?」と聞かれると「ないです」と苦笑いで即答。「(オーナーを務める)コーヒーショップはもうかってますか?」とストレートな問いにも「バカもうけです。冗談です」と答え、終始和やかな雰囲気だった。その後、ラグビー部の練習にも顔を出し、指導を行った。

 この日は札幌市役所を表敬訪問し、秋元克広市長(59)から札幌市長特別表彰の表彰状を贈呈された。「賞をもらってうれしい。頑張って良かった」と笑顔を見せていた。