ヤマハ発動機のFB五郎丸歩(29)が、トップリーグ史上2人目の1000得点を達成した。

 1G2PGの8得点を挙げ、通算1006得点まで伸ばした。試合後の会見では「今後の目標は目の前の試合に向けて準備すること」と、すっきりした表情を見せた。

 前半6分、今季初のゴールキックは、五郎丸の背後から「ドレミファソラシド」と歌う声に、思わず右へ外したが、試合後は「プレッシャーはまったくなかった。外す時は外す」と、まったく意に介さなかった。

 試合前にはスタメンがジャージーを一人ずつ手渡され、その時にコメントするが、五郎丸は「FWがスクラム、モールでトライした後に、ぼくがキックして1000得点したい。それがヤマハスタイル」とコメント。それを聞いた清宮監督は「これはFW泣かせのセリフだった」と、抜群のトークに脱帽していた。

 試合はヤマハ発動機は18-11でトヨタ自動車をかわし、開幕戦勝利をかざった。スタンドのパロマ瑞穂ラグビー場では雨天にもかかわらず、8676人を集めTLでは過去最多の観客数となった。