7人制日本代表の同大WTB松井千士(ちひと、3年)が3トライを挙げ、粘る関学大を振り切った。

 前半3分にゴール前の細かいパス回しを受け先制トライをマークすると、同16分には相手陣22メートルライン付近から50メートル5秒7の快足を飛ばし2トライ目。とどめは同ロスタイムに味方のキックをキャッチし、前半だけでハットトリックを達成した。

 試合は後半に関学大の猛追を受け、2点差で辛勝。松井はチーム全体の反省点を口にしながらも「(開幕戦の)近大のときはこういう展開で負けていた。勝ち切れたのは収穫だと思います」と前向きに話した。12月5日は6戦全勝の天理大と対戦(西京極)。勝てば8年ぶりの関西制覇となる。山神監督は「強い相手に向かっていく方がやりやすい。優勝にふさわしいチームになるように、課題を与えてもらいました」と3週間後を見据えた。