第95回全国高校ラグビーの実行委員会が24日、大阪市内で行われ、記念大会枠として、近畿から京都成章、関東から東海大相模(神奈川)、中国から広島工、九州から筑紫(福岡)の4校が選出された。

 福岡県予選で東福岡に敗れ準優勝だった筑紫は、24年ぶりに花園の舞台に立つことになった。午後5時、校長室の電話が鳴り、高等学校体育連盟ラグビー専門部から選出の一報が岩本克也校長(59)に伝えられた。集合していた選手らに出場を伝えると歓喜の声が上がった。

 中村英行監督(43)は「これまで応援してくれた人や、悔しい思いをしたOBたちの思いを全部背負って、筑紫が出て良かったと思ってもらえるような試合をしよう」と選手たちにゲキを飛ばしていた。

 シードは9校で、2連覇を目指す東福岡、春の選抜大会を制した東海大仰星(大阪第1)など。

 組み合わせ抽選会は12月5日に行われる。