第95回全国高校ラグビー大会(12月27日~1月11日・花園)の実行委員会が24日、大阪市内で記念枠4校とシード校の発表を行った。

 今大会は記念大会となり、過去10年間でベスト4入りの経験を持つ関東、近畿、中国、九州ブロックの各府県準優勝校から1校ずつ(複数代表の北海道、東京、大阪を除く)に花園出場権が与えられた。

 九州からは、近年東福岡など強豪校の壁に阻まれ続けてきた筑紫(福岡)が24年ぶり5回目の出場を決めた。関東は25年ぶり8回目の東海大相模(神奈川)、近畿は2年連続8回目の京都成章、中国は9年ぶり32回目の広島工になった。

 記念枠で出場する各校は各ブロックの選考で推薦され、この日午前に行われた全国高校ラグビー大会の選考委員会で決定。同委員会の担当者は「実力があるということが第一条件でした。過去の試合や(府県の)決勝を、各ブロックの担当者がビデオでチェックしたと聞いています」と説明した。

 また、9校が選ばれた東西のシード校は、実力伯仲と出場校増によるトーナメントの関係で「A・Bシード制」が撤廃された。西からは連覇を狙う東福岡、選抜大会優勝の東海大仰星(大阪第1)、大阪桐蔭(大阪第2)、常翔学園(大阪第3)、石見智翠館(島根)。東は国学院栃木、流通経大柏(千葉)、国学院久我山(東京第1)、桐蔭学園(神奈川)がシード校となり、12月30日の2回戦から登場する。

 組み合わせ抽選会は12月5日に行われる。