夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)は24日、反ドーピング態勢と組織のガバナンス(統治)の強化を目指し、2つの特別委員会を設置すると発表した。

 ロシアの組織的なドーピング問題で同国陸連が暫定資格停止処分になる異例の事態を受け、ドーピング対策を担う新たな特別委員会は国際オリンピック委員会(IOC)のエルデネル医事委員長(トルコ)が責任者に就任。各競技団体の薬物対策を調査し、IOCが提案する競技団体から独立したドーピング検査機関の設置に向けた協議にも協力する。