トヨタ自動車は26日、都内で国際パラリンピック委員会(IPC)と最高位スポンサー「ワールドワイドパートナー」の契約を結んだと発表した。

 期間は20年東京パラリンピックを含む16年から24年。選手らが使用する乗用車や移動支援ロボットなどを提供する。豊田章男社長は「移動が障害ではなく、人生を豊かにするものにしたい」と狙いを説明した。

 会見に同席したIPCのクレーブン会長は「すべての人に移動の自由があることが大切。トヨタとのパートナーシップで、多くの人の人生をより良いものにすることができる」と歓迎した。

 ワールドワイドパートナー契約は日本企業ではパナソニックに続き2社目。クレジットカード大手のビザや車いす・義足メーカーのオットーボックなどと合わせ計6社となった。