個人予選が行われ、女子で日本勢トップの21位につけた23歳の岸彩乃(金沢学院ク)は「最低限のことはできた」とさらりと振り返った。

 17歳から世界選手権に出場してきた女子のエースは「1年を通じて1番のピークを合わせるのが世界選手権。合わせきれたのは1つの収穫」と納得の様子だった。

 29日の準決勝で、前回ロンドンに続く自身2度目の五輪切符を狙う。「練習の調子から、可能性はあると思う。やってきたものを100%出せればいい」と気負わず臨む気構えを口にした。