早大が大苦戦の末に、5年ぶり3度目となる決勝の甲子園ボウルに進出した。

 最初のプレーでRB須貝が57ヤード独走で先制TDしたが、思うように攻撃ができずに前半を17-0で折り返し。後半には東北大にFGで得点を許し、試合終了間際にはTDを奪われ、20-10の辛勝に終わった。

 実力差のある地方大学に四苦八苦し、浜部監督は「けが人が多いとは言え、これが実力」と渋い表情に終始した。12月14日の甲子園ボウルは、またも立命大との対戦で悲願の日本一がかかる。浜部監督は早大学院監督も兼務しているが、こちらも12月23日の全国高校選手権決勝に出場とダブル日本一がかかる。「立命大の強いラインにどう対抗できるか。なんとか立て直して、2週間でなんとか勝てるように準備したい」と話した。