2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、白紙撤回した大会公式エンブレムを選び直す「エンブレム委員会」の第6回会合を東京都内で開き、宮田亮平委員長(東京芸術大学長)は24日に開始したデザインの公募で既に2500件を超える応募があったと明らかにした。

 組織委によると、午後5時半時点で2559件。18歳未満を含むグループや、80代の高齢者、国内に住む外国人からも応募があり、宮田委員長は「広く、いろいろな方から応募されているのは大変うれしいこと。だんだん盛り上がっているという実感がしている」と述べた。締め切りは12月7日。

 会合では、年内の予備審査で100~200点に絞り込んだ後のエンブレム委による本格的な審査を来年1月7~9日に行うことを決めた。ここで候補を絞り込み、商標調査や商標登録の手続きをした上で公表し、来春に最終決定する方向で検討している。選考の透明性を高めるため、審査の様子を写した画像や映像などを公開する案も出た。