女子バスケットボールWリーグのシャンソン化粧品が11月30日、バスケットボール女子日本リーグ機構(WJBL)に対し、日刊スポーツ静岡版を添付して抗議文書を送付した。

 今季Wリーグ第14戦シャンソン化粧品-デンソー戦(29日、愛知・豊橋市)の終了直前、53-53の場面で、シャンソン化粧品のG三好南穂(22)がファウルを受けた。シャンソン化粧品にフリースローが与えられるかとみられたが、審判の笛よりも終了を知らせるブザーの方が早く鳴ったと判断され、認められなかった。しかし、同日付日刊スポーツ静岡版が、ファウルの瞬間の写真を掲載。残り0・6秒の電光掲示も写しており、シャンソン側は、これを「証拠」として抗議文を提出した。

 もっとも、ファウルの判定は笛が鳴った時点で有効になる。これについても、シャンソン化粧品側は「試合映像を確認し、試合終了のブザーよりも早く笛が鳴っていたと確信している」としている。対して、WJBL専務理事の西井歳晴氏は「今後、調査していきます」と話すにとどめた。

 同試合は延長戦の末、59-61でシャンソン化粧品が敗れた。