テニスの国際イベント、インターナショナル・プレミア・テニスリーグ(IPTL)が2日、神戸ワールド記念ホールで開幕した。初参加の「ジャパン・ウォリアーズ」のメンバーとして世界8位の錦織圭(25=日清食品)がダブルスとシングルスで出場。シングルスでは世界24位のモンフィス(フランス)に6-4で勝ち、ダブルスでは4-6だった。軽快な音楽が響く中でのイベントに「最初は戸惑ったが、楽しかった。いろんな選手がいて学ぶところが多かった」と、チームメートとなったシャラポワ(ロシア)らとの交流を楽しんだ様子だった。

 このイベントが国内での仕事納め。来週にも拠点とする米国に戻り、16年に向けたトレーニングを始める。年末にはオーストラリアに出発し、16年1月3日開幕のブリスベン国際が初戦。それまでつかの間の日本滞在を楽しむつもりだ。

 イベントは男女混合のチーム対抗戦で、選手は国籍に関係なく5チームに分かれる。初開催の日本では4日まで総当たり戦を行い、順位を決める。錦織のチームはこの日、インドのチームに敗れた。

 ◆IPTL 14年に創設されたアジアを中心とした国際イベント。4大大会のダブルスで12回の優勝を誇るブパシ(インド)が提唱し、昨年はジョコビッチ、フェデラーらが出場し4チームが参加。今年は新たに日本の「ジャパン・ウォリアーズ」が加わった。男女混合のチーム対抗戦で行われ、1対戦は5試合。試合は1セットで、5試合で獲得した合計ゲーム数で争われる。日本を含めたアジア5カ国を転戦する。