一瞬の隙が致命傷となった。浅見八瑠奈(27=コマツ)は残り36秒で指導の差でリードした場面を「ホッとしたと思います。迷いが出てしまった」と振り返る。

 準決勝ではロンドン五輪金メダルのメネゼスから残り10秒の払い腰で技ありを奪って逆転勝ちする勢いがあっただけに、勝負どころの詰めの甘さに肩を落とした。「厳しい立場だが、あきらめていない」と残り試合での巻き返しにかける。