男子SPが行われ、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(21=ANA)は自身が持つ歴代最高点を更新する110・95点で首位発進した。

 2週間前のNHK杯ではSP、フリー、合計得点で歴代最高点を大幅に更新。調整時間の短さを苦にすることなく、再び記録を塗り替えてみせた。

 競技後の会見では、「前回同様に非常に緊張しました。自分が慣れていない土地で、もちろん日本から来てくださった方もたくさんいましたけど、外国の方の前で、いつもと違う雰囲気の前で良い演技できたのは良い収穫。ただステップはレベル3だった。さらに得点を伸ばしていきたいではなく、1つ1つのエレメンツが完璧だったといわれるように努力したい」と話した。

 男子史上初の3連覇に大きく前進し、12日のフリーに挑む。