バルセロナで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで、女子2位に入った宮原知子(大阪・関大高)と男子3位の宇野昌磨(愛知・中京大中京高)が15日、それぞれ帰国した。大阪空港で多くの報道陣に囲まれた宮原は「2位がすごいとあらためて分かった」と実感が湧いた様子だった。

 初出場ながら自己ベストを出した17歳の宮原は「緊張した中でも結構落ち着いて演技できた」と振り返った。2連覇が懸かる全日本選手権(25日開幕・札幌市)に向け「いい演技ができれば順位、点数もついてくる。しっかり準備したい」と切り替えた。

 宇野は中部国際空港で取材に応じ「素晴らしい結果で自信になった。次はもっと上を目指したい」と意欲を新たにした。17日で18歳になるホープは全日本選手権に向けて「伸びしろはまだある。きょうから調整して、満足いく演技をしたい」と表情を引き締めた。