来年のリオデジャネイロ五輪に向けた日本オリンピック委員会(JOC)と競技団体の合同現地調査は16日、五輪関連施設の視察を終了し、日本水連の上野広治強化担当常務理事は新設の競泳会場について「屋根はあるけど(会場の横から)強い風が吹き抜ける。結構寒い」と述べ、対策の必要性を訴えた。

 JOCの橋本聖子選手強化本部長は、新築で大会後は高級マンションになる選手村に「部屋はまあまあの広さ。バルコニーがあって開放的」と好印象を口にした。

 練習や食事の面で日本選手団の支援拠点となる「マルチサポートハウス」の候補地も視察。前回ロンドン大会より練習施設を使う団体は増える見込みで、橋本本部長は「(各競技に)個別対応がしっかりできるような環境が大事」と話した。