19年ラグビーW杯日本大会組織委員会の森喜朗副会長は15日、都内で会合に出席し、8万人収容の新国立がW杯に使えなくなったことによる減収分を補うため、統括団体のワールドラグビーに「100億円払わされた」と明かした。財源については「60億円が宝くじ、40億円がtoto。国民の投資したお金を払っている」と暴露した。

 一方、前日公表された新国立2案について「B案がいい」と話したことが、一部で批判されたことに「私に権限はない。何が悪いんだ」と憤った。下村前文科相と舛添都知事が犬猿の仲であることも明かし「(白紙撤回の)責任はあの2人にある」と止まらなかった。

 森氏の「B案発言」に対して、馳文科相は「そんなこと言ってもいいのかな」と会見で疑問を呈した。遠藤五輪相は会見で「それぞれご意見のあるのは当たり前。問題ないと思う」と寛容だった。