フィギュアスケートの全日本選手権が今日25日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開幕する。浅田真央(25=中京大)は24日、26日のショートプログラム(SP)でジャンプの難度を下げる意向を示した。

 浅田が確実性を選んだ。明日のSPで跳ぶジャンプを「ちょっと変えます」と、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3回転フリップ-2回転ループ、3回転ループにすることを明かした。復帰後は「今できる最高のレベル」を目標に、3回転半、3回転フリップ-3回転ループ、3回転ルッツという女子最高難度の構成に挑んでいた。ここ3戦はジャンプにミスが続き、6位に終わった今月上旬のGPファイナルでは、胃腸炎でエキシビションを欠場して帰国。本人は「気持ちを整えてきた」としたが、調整は万全ではない。今大会は世界選手権の選考会。チャレンジではなく、勝負を重視する。常に技術の上限を追い求めてきた性格から、難度を下げることは悩んだはずだが、佐藤コーチは「最終的には本人の決断」と説明した。