ジュニアGPファイナル銅メダルのホープ、本田真凜(まりん、14=関大中)が出場30人中17番目で登場。明るいピンクの衣装でリンクに立った。

 冒頭の3回転ループ―3回転トーループに成功。24日に「たくさんのお客さんの前でやるので自分でも楽しみ」という言葉通り、自信を持っている演技力を存分に披露。最後の3回転フリップで転倒したが、会場の温かい拍手に背中を押されて58・23点をマークした。

 「ジャンプでミスはあったけど、すごく楽しかった。会場の上の方までお客さんがいたので、一番上のお客さんにも表情が見えるように演じた」。

 人気子役の望結(みゆ、11)を妹に持つ14歳。ジュニアGPファイナルを終えて「(出場した)6人ともそれぞれにいいものがあって、勉強になったし、その中で3位は自信になった」というホープが、初の全日本で存在感を見せた。「最近は試合前に緊張しなくなってきた。スケートのことを考えないで、ごはんのこととか、おかしのこととか、考えてます」とにっこり笑っていた。