ラグビー大学選手権は10日に決勝(東京・秩父宮)が行われる。

 7連覇を目指して東海大と対戦する帝京大は5日、都内の練習場で午後5時ごろから約1時間の練習を行った。ケガで準決勝を欠場していたフッカー坂手淳史主将(4年)について、岩出雅之監督が「出すつもりでいる。(メンバー発表の)試合2日前までに先発か控えかを判断する」と明言した。

 坂手は12月27日の中大戦で左ひじを脱臼。決勝も出場が不安視されていた。患部にはいまも包帯が巻かれた状態だが、この日からラインアウトのスローイング練習も再開。坂手は練習後「大事な時期に練習に携われなくて、仲間に迷惑をかけた。決勝で恩を返したい」と力強く語った。