ボルトもビックリの105歳スプリンターが表彰される。

 関西運動記者クラブが昨年活躍した選手・団体をたたえる第59回関西スポーツ賞の受賞者が12日、決定した。

 個人賞の宮崎秀吉さん(京都市)は105歳。昨年9月の京都マスターズ陸上記録会の男子105~109歳の100メートルと砲丸投げで、42秒22、3メートル25の世界記録を樹立した。「世界最高齢のスプリンター」としてギネスにも認定され、ウサイン・ボルトもツイッターで祝福するなど話題になった。

 また、特別賞の阪神藤浪晋太郎投手(21)は最多奪三振で自身初タイトルを獲得するなどシーズンを通じて活躍したことが評価された。

 ほかの受賞者は次の通り。

 【団体】▽ラグビー日本代表 伊藤鐘史、木津武士、クレイグ・ウィング、山下裕史(いずれも神戸製鋼)トンプソン・ルーク(近鉄) W杯イングランド大会で3勝の快挙に貢献▽日本生命野球部 都市対抗と日本選手権で優勝。史上3チーム目の「夏秋連覇」を達成

 【個人】石田光宏(関大4年)関西学生野球リーグ25年ぶりの通算30勝▽石塚晴子(東大阪大敬愛高3年)インターハイの陸上女子400メートルなど3種目制覇▽伊藤美誠(大阪・昇陽中3年)卓球ドイツオープン女子シングルスで14歳152日の史上最年少V▽宮原知子(関大高3年)フィギュアスケートGPファイナル準優勝、全日本選手権連覇

 【特別】イ・ボミ(27=マスターズGC)ゴルフ国内女子ツアー史上初となる年間獲得賞金2億円突破

 【功労】野村忠宏氏(41=ミキハウス)日本柔道史上初の五輪3連覇。昨年8月に引退。