兵庫・二見西小5年の木原美悠(みゆう、11=ALL STAR)が、女子シングルス3回戦で、早大4年の小道野(おどの)結(22)に1-3で敗れ、小学校5年生初の3勝はならなかった。

 第1ゲームでいきなり3点を奪われ、波に乗れなかった。第2ゲームも8-11と落としたものの、1-8から7連続ポイントで追いつく実力も発揮。第3ゲームは11-6で奪取した。だが、14年度にダブルスで大学女王になった実績のある相手に、第4ゲームは2-4から7連続失点を喫し、現段階での実力差を示された。

 木原は「小道野さんはフォアもバックもスピードが速いし、コースも厳しいところに来るので難しかったです。来年のこの大会では5回戦までいきたい」。将来の目標を報道陣から問われると「五輪に出場して金メダルをとりたいです。注目されるのは、応援してくれているということだし、すごくうれしい。(カメラに囲まれても)いや、全然(気にならない)」と、大物ぶりを漂わせた。小道野も「バックもミート力が強かった。小学生とは思わずに1人の強い選手として向かっていきました」と勝利にホッとした様子だった。

 木原は史上最年少の4回戦進出はならなかったが、小学5年での2勝は伊藤美誠、平野美宇に並ぶ記録となった。