世界7位の錦織圭(26=日清食品)がリベンジ成功! 快勝した。昨年の全仏準々決勝でフルセットで敗れた同10位のツォンガ(フランス)に6-4、6-2、6-4の2時間2分でストレート勝ち。ツォンガと7度目の対戦で、初めてストレート勝ちを収める快勝だった。

 錦織は、この日、リターンがさえ、ツォンガの時速210キロ越えのサーブも楽々リターン。第1セット、0-1から5ゲームを連取して主導権を握ると、途中で集中力が落ちたところもあったが、最後までリードを許さなかった。

 錦織は全豪2年連続のベスト8で、4大大会では通算5度目の8強入り。全豪の通算勝利を区切りの20勝目、日本男女を通じて最多となった。

 錦織の主な一問一答は次の通り。

 -ストレート勝ちだったが

 錦織 特に4大大会では意味が大きい。最高のフィニッシュができた。最高の気分。今大会では、最もいいテニスだった。

 -以前の対戦と何が違った

 錦織 リターンが良くて、早めにブレークできたのは意外だった。今日は、相手の第1サーブが入らなかったのも楽だった。

 -すごく集中していた

 錦織 出だしからすごく良かった。自信を持って最初から打って行けた。守りもすごく深く(球が)入った。

 -リベンジした

 錦織 スコアがスコアなので、戦いきった実感はそこまでない。そんなに、すげぇうれしいわけじゃない。

 -次はジョコビッチだとすれば

 錦織 いつも大きな挑戦になる。今、最高の選手かもしれない。でも、また彼に勝ちたい。

 -体は大丈夫か

 錦織 すべて問題ない。体もテニスの調子がいい。次戦が楽しみ。