五輪2大会連続2冠の北島康介(33=日本コカ・コーラ)は100、200メートル平泳ぎと専門外の200メートル個人メドレーの3種目に出場した。

 2週連続の実戦。200メートル平泳ぎでは、2分7秒09と、前週より約1分タイムを縮め、順調な調整ぶりを示した。

 専門外の200メートル個人メドレーでは1分57秒46で萩野に続く2位。昨年末のスペイン高地合宿から自由形で泳ぎ込んで持久力を養ってきただけに「萩野選手と一緒に泳げて楽しかった。個人メドレーでここまで泳げたのは平泳ぎにもつながる」と納得の表情をみせた。

 次週は自らの冠大会でもある北島杯東京都選手権(東京辰巳国際水泳場)。瀬戸大也、萩野公介、渡部香生子、星奈津美ら有力選手がそろう大会は昨年からターゲットに置いてきた。「ライバルの状況が分かるし、だれが五輪に近いかもわかる。少しでも良い記録で泳ぎたい。この2、3年で1番速い記録で泳ぎたい」。100メートルは1分0秒台、200メートルは2分11秒台を1つの目安にした。