クレー射撃女子トラップのリオ五輪アジア予選(デリー)で金メダルを獲得した中山由起枝(36=日立建機)が30日、インドから成田空港に帰国した。

 昨年12月に3大会連続4度目の五輪出場権が内定しているため、今大会は本番でのメダル獲得に向けた腕試しの場だったが「幸先の良いスタートが切れました。シュートオフも2回あった中で、何とか手に入れた金メダル。本大会のファイナルに生き残る自信になりました」と手応えをつかんだ様子だった。

 10年広州アジア大会では同種目で日本人初の金メダルを獲得し、昨年8月のW杯でも優勝した実力者。「ネイルのテーマはブラジルのジャングルです。早くも気分はリオ五輪モードになっています」と笑顔を見せた。