世界最高峰リーグのスーパーラグビー(SR)に日本から挑むサンウルブスが3日、始動した。

 メンバー34人のうち、後日合流するパナソニック勢らを除く26人が都内のホテルに集合。4日からのメディカルチェックを前に選手やスタッフの顔合わせをし、チーム内の決まり事などを確認した。

 マーク・ハメットヘッドコーチ(HC)は「世界一のリーグだし、すべての試合が挑戦になる」と、27日のライオンズ戦(秩父宮)から始まる試合に向けて決意を口にした。

 相手のレベルが高いうえにチームを作り上げる時間は少なく、フッカー木津は「難しい状況。不安しかない」。ロック真壁も「準備期間が短すぎる。なかなか勝てないだろうと思う」と話した。チーム作りを託されるハメットHCも「数カ月でチームを確立したい」と開幕の先を目指して話すのがやっとだった。

 それでも、W杯ベスト8を逃した選手にとっては4強を独占した南半球強豪国のチームとの試合は最高の経験。木津は「さすがに時間がないから、日本代表のサインも使うと思う。選手同士でコミュニケーションをとっていけば、何とか試合はできる」と意欲的に話した。SO立川も「大切なのは1人1人の意識。互いのことを理解して、勝つための準備をしていきたい」と勝利を目指して話していた。