7日まで行われた柔道のグランドスラム・パリ大会で優勝した男子100キロ超級の原沢久喜(23=日本中央競馬会)らが9日、パリから羽田空港に帰国した。

 国際大会7連勝で1枚の切符を争うリオデジャネイロ五輪代表争いで1歩リードした原沢は、「とりあえずはほっとした。あと2試合あるので、気持ちを引き締めたい。自分はまだまだ追う立場。しっかりと勝ち切る」と表情も引き締めた。

 昨年まで2年連続で世界選手権銀メダルの七戸龍(27=九州電力)は5位に沈み、一歩後れを取る格好となった。「挑戦者の気持ちで自分を見つめ直す。4月に優勝するために追いかける」と誓った。

 リオ五輪男子100キロ超級の代表は4月の2試合、全日本選抜体重別選手権(福岡)と全日本選手権(東京)の結果で選ばれる。