ロイター通信によると、ケニア・オリンピック委員会のキプチョゲ・ケイノ会長は9日「(ブラジルで)ジカ熱の流行が拡大すれば、選手を連れていくリスクは冒さない」と述べ、8月のリオデジャネイロ五輪の出場を辞退する可能性があると明らかにした。

 ケニアは昨年8月の陸上の世界選手権(北京)で全体トップの16個のメダルを獲得した。一方で近年、トップ選手らのドーピング違反が相次ぎ、昨年11月に陸連の幹部3人が反ドーピング態勢に関する不正疑惑などで、国際陸連の倫理委員会から暫定的な資格停止処分を受けた。