世界130位の西岡良仁(ヨネックス)は82位のイリヤ・マルチェンコ(ウクライナ)に6-1、6-3で快勝し、8強入りした。

 西岡が初対戦のマルチェンコを圧倒し、ツアーでは昨年のデルレービーチ・オープン以来となる8強入り。「初対戦の相手だったが、ボールを待つタイプと感じたので自分から中に入って思い切って攻めた。サーブも攻撃的に打てた。フォアハンドをクロスとストレートに打ち分けられたのが大きかった」と会心の勝利を喜んだ。

 準々決勝ではツアー7勝の実力者で、世界ランキング58位のクエリー(米国)に挑む。「今は60位ぐらいまでの選手とならいい勝負ができる自信がある。勝てるチャンスはある」と言ってのけ、初の4強進出を視野に入れた。