98年長野大会以来20年ぶりの五輪出場を目指す世界ランキング20位の日本は、同27位のクロアチアに3-0で完封勝利し、初戦白星発進で勝ち点3を手にした。

 立ち上がりは相手を上回るシュートを放つも、なかなか得点できない時間が続いたが、第2ピリオド(P)14分50秒。FW大沢勇斗(22=王子)がこぼれたパックに反応し先制点を決めると勢いは加速。第3Pの15分39秒、15分59秒と連続得点で突き放した。2得点を挙げた大沢は「大事なゲーム。得点につながり良かった」と笑顔で振り返った。

 完封に貢献した日本人初のNHLプレーヤーでフル出場のGK福藤豊(33=アイスバックス)は「前回(ソチ五輪予選で)悔しい思いをしている。年齢的なことを考えると最後になるかもしれないので、なんとしても残り2戦勝ってつなげていきたい」と、五輪への思いを口にした。

 4チーム総当たりのリーグ戦で、1位が9月の最終予選に進出する。日本は13日にルーマニア(28位)、14日にウクライナ(21位)と対戦する。