女子のショートプログラム(SP)で、前々大会覇者の村上佳菜子(21=中京大)が、68・51点で2位につけた。

 演技後半のダブルアクセル(2回転半)で体勢が崩れたものの、持ちこたえて着氷。他は完ぺきにまとめ、ガッツポーズも飛び出した。「今日はすごく伸び伸びと演技にはいりこむことできた」と満足そうな表情で振り返った。今季はこれが最後の大会になる見込み。あまりにいいSPの出来だっただけに「今日で終わりなのがさみしい」と残念がった。

 1カ月前、浅田真央の欠場により、急きょ出場が決まった。「気持ち自体は来季の調整に向かっていたので、調子を立て直すのは難しかったですけど、ここまでやってこれた」。20日のフリーは「1日空くのでリラックスして調整したい」と笑顔で話した。