今季から参入したサンウルブズは、ホームでの公式戦初戦に敗れた。

 先制はサンウルブズ。前半7分、昨年9月のW杯イングランド大会にサモア代表として出場したSOトゥシ・ピシ(33=サントリー)が相手陣内中央約25メートルの位置からペナルティーゴール(PG)を決めた。

 初戦で互いにミスが出たこともあり、次々と攻守が入れ替わる。その中で前半19分、自陣右5メートルのラインアウトからモールで押しこまれ、フッカーのクッツェーにトライを奪われ逆転された。34分にもWTBスコーサンに守備ラインを破られてゴール左に走られ、トライを許した。39分にピシがふたたびPGを決め、6-12で前半を折り返した。

 後半開始すぐの2分にもNO8ホワイトリーに左中間へトライを奪われ、6-19と差を広げられた。チーム初トライはフッカー堀江翔太主将(30=パナソニック)。後半20分、左中間相手ゴール前のボール争奪戦からSH日和佐篤(28=サントリー)のパスを受け、相手選手の間を突いてインゴールに飛びこんだ。ピシがゴールを決め、13-19と追い上げる。

 その後も攻め続けたが、逆転勝利には届かず。リズムにのると威力を増すライオンズの攻撃に最後まで苦しんだ。

 次戦は3月12日、シンガポールでチーターズ(南アフリカ)と対戦する。