ノルディックスキー・ジャンプ男子で14年ソチ五輪代表の渡瀬雄太(33=雪印メグミルク)が11日、今季限りでの現役引退を発表した。今後は社業に専念する。

 元選手で全日本女子ヘッドコーチも務めた弥太郎さんの影響で小3から競技を始めた。妹あゆみ(31)も選手というジャンプ一家で、身長178センチの恵まれた体格を武器に、国内外で活躍してきた。

 14年ソチ五輪では、31歳で悲願の代表入りを果たし、ノーマルヒルで21位だった。チームのフェイスブックで「人生の半分以上をジャンプと共に過ごしてきました。ここまでこられたのも、支えてくださった皆さんのおかげだと思っていますし、感謝しています。ジャンプ選手として、最後までやりきった気持ちです。長い間、本当にあたたかい応援をありがとうございました」と伝えた。